がんと闘いながら被災地 音楽で復興支援、雲南

伊藤孝一ですお久しぶりです皆さん
今日はがんと闘いながら被災地 音楽で復興支援、雲南などを話します

 東日本大震災の被災地の音楽活動を支援しようと、寄付金を募る吹奏楽コンサート「KYO―EN in雲南」が30日、雲南市木次町里方のチェリヴァホールであった。発起人の地元高校生ががんと闘いながら企画を進めた結果、延べ500人の観衆が詰めかけ、支援の輪が広がった。

 発起人は三浦大輔さん(18)=同市加茂町神原、宍道高校3年=。市内の市民楽団・雲南吹奏楽団でホルンを演奏し、震災直後から音楽を生かした復興支援策を模索してきた。

 インターネット交流サイト「フェイスブック」で楽器提供やコンサートで継続的な支援を行う団体を知り、活動を始めようとした今春、悪性の腫瘍が発見。投薬や放射線治療で闘病を続けながら、企画成功を目指してきた。

 そんな三浦さんの熱意に、市内の中学校などの音楽関係者らが心を動かされ、運営に協力。雲南吹奏楽団など6団体が集まる手づくりコンサートが実現した。

 コンサートでは、最後に三浦さんも含め6団体約200人がステージに上がり「上を向いて歩こう」など3曲を披露。被災地と三浦さんへエールを送ろうと演奏し、満席となった会場から温かな拍手を受けた。

 三浦さんは「自分一人ではできなかった。人と人のつながりを実感し、夢みたい」とうれしそうに話した。

 三浦さんらは今後、被災地を訪れ、同日のコンサートで寄せられた寄付金を用いて楽器などを購入して贈る計画を立てている。

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